日経平均は6円高と小反発、売り一巡後に上げ転換も上値限定=20日前場

 20日前場の日経平均株価は前日比6円71銭高の2万6411円94銭と小反発。朝方は、19日の米国株安を受け、売りが先行し、寄り付き直後に2万6320円96銭(前日比84円27銭安)まで軟化した。一巡後は円安歩調もあって持ち直し、上げに転じた。株価指数先物買いを交え、一時2万6472円19銭(前日比66円96銭高)まで値を上げる場面もあった。ただ、上値は限定され、その後は伸び悩み商状となった。22年4-12月期決算の発表本格化を前に持ち高を一方的に傾けにくい面もある。

 東証業種別株価指数は全33業種中、24業種が値上がりし、東証プライム銘柄では全体(値付かずを除く)の67%が上昇した。

 東証プライムの出来高は4億5748万株、売買代金は1兆1510億円。騰落銘柄数は値上がり1229銘柄、値下がり514銘柄、変わらず91銘柄。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、中山鋼<5408.T>などの鉄鋼株が堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も高い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も値を上げた。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>、コスモエネルギーHD<5021.T>などの石油石炭製品株も引き締まった。

 半面、JPX<8697.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が軟調。ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、任天堂<7974.T>、ヤマハ<7951.T>などのその他製品株もさえない。東エレク<8035.T>、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株も安い。

 個別では、テモナ<3985.T>、JESHD<6544.T>、ユーグレナ<2931.T>、ダイキアクシ<4245.T>などが値上がり率上位。半面、エニグモ<3665.T>、レノバ<9519.T>、PRTIME<3922.T>、メディアドゥ<3678.T>などが値下がり率上位。

提供:モーニングスター社

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