<相場の読み筋>2月17日

2023/2/17 7:45

 16日の米国株式は、NYダウが前日比431.20ドル安の3万3696.85ドルと反落、ナスダック総合指数が同214.759ポイント安の1万1855.834ポイントと4日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億6608万株、ナスダック市場が48億9493万株だった。米1月PPI(生産者物価指数)が前年同月比6.0%上昇と、市場予想平均の同5.4%上昇を上回った。インフレへの警戒感が高まり、米10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)したことから、相対的な割高感が意識されたハイテク株が下落した。NYダウ採用銘柄では、ウォルト・ディズニーやマイクロソフト、アムジェンなどが、値下がり率の上位に入っている。

 17日の東京株式は、反落後も軟調な展開か。日経平均株価は、現地16日の米国株式が下落した動きを受け、売り先行スタートが見込まれる。手がかり材料難のなか、週末要因もあり、手控えムードが広がるなか、弱含みで推移するとみられる。消去法的に、値動きの軽い中小型株への物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=133円台の後半(16日は133円77-79銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=142円台の後半(同143円25-29銭)とやや円高方向にある。16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、富士通<6702.T>、アドバンテスト<6857.T>、任天堂<7974.T>などが、16日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比155円安の2万7515円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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