【深センIPO】スポーツ・アウトドア用品製造の通達創智が1日に公募開始、2800万株発行予定

サーチナ

中国株

2023/3/1 9:17

 深セン証券取引所のメインボードへの上場を目指す、通達創智(001368/深セン)が3月1日、新規上場(IPO)に向けた公募を開始する。2800万株を公募予定で、公募価格は25.13元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2016年設立で、20年に株式会社化した。福建省アモイ市に本社を構える。製品の設計、精密金型の設計開発、スマート製造を柱としてスポーツ・アウトドア、家具、ヘルスケアなどの消費財の研究開発、生産、販売を主業務としている。OEM、JDM(共同設計製造)、ODM形式での生産を主としており、デカスロン、イケア、Wagner、YETIなど世界をリードする多国籍企業と長期的に安定した戦略提携関係を結んでいる。また、中国をはじめEU、英国、米国、オーストラリア、日本、韓国、ロシア、インド、タイなど多くの国・地域の関連製品認証を取得してきた。

 主な製品は縄跳びやローラーブレード、バドミントンラケット、サンドバッグなどのスポーツ用品、ボトルキャップなどのアウトドア用品、高圧スプレーなどの家庭用電動工具、児童用机・椅子、調理器具などの家庭用品、電動歯ブラシなどのヘルスケア用品などで、このほかにも多種多様な製品を生産している。

 22年12月期の売上高は9億3128万元(前期比2.01%減)、純利益は1億3162万元(同0.22%増)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が2億500万〜2億5500万元(前年同期比19.23%減〜0.47%増)、純利益は3060〜3570万元(同9.10%減〜6.05%増)。中国国内の新型コロナ政策転換以降に従業員が大量感染したことで生産活動に支障をきたし、業績に影響が及んだ。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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