<米国株情報>ターゲット、24年1月期のEPS予想は市場予想下回る

株式

2023/3/2 10:25

 小売大手ターゲットは2月28日、23年1月期第4四半期(22年11月-23年1月)決算を発表。売上高は前年同期比1.3%増の313億9500万ドル、純利益は同43%減の8億7600万ドル、一時的項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同41%減の1.89ドルとなったが、売上高、同EPS(1株利益)ともに市場予想を上回った。

 大幅減益はインフレ加速による輸送費や、販売コストの急増が要因。

 一方、24年1月期第1四半期(23年2-4月)については、既存店ベースの売上高を1ケタ台前半(1-5%)の減少から1ケタ台前半の増加、営業利益率を4-5%と予想。調整後EPSを1.5-1.9ドルと予想したが、市場予想を下回った。23年通期見通しは売上高を1ケタ台前半(1-5%)の減少から1ケタ台前半の増加と予想。調整後EPSを7.75-8.75ドルと予想したが、市場予想を下回った。24年1月期は顧客サービスや店舗運営、サプライチェーン、オンラインショッピングに対し、40億-50億ドルの設備投資を計画している。

 同時に、自社株買いを自粛する方針を明らかにしている。予想以上の利益低下や想定以上の多額の設備投資、在庫回転率の低下などにより、キャッシュフローがネットベースで減少したためとしている。従業員給与や設備投資、配当金の支払いに必要な資金が確保できれば自社株買いを再開する見通し。同社は21年8月に、最大150億ドルの自社株買いを発表したが、22年5月以降、自社株買いを実施しておらず、97億ドル(時価総額の約12.3%相当)が未消化となっていた。

<関連銘柄>

NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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