日経平均は17円安と3日ぶり反落、前日終値を挟んだ小幅な値動き=2日後場
2日後場の日経平均株価は、前日比17円66銭安の2万7498円87銭と3日ぶりに反落して取引を終えた。朝方は、買い優勢でスタートしたものの、戻り待ちの売りに押される格好となり下げ転換。午前10時43分には、同107円99銭安の2万7408円54銭と、きょうの安値を付けた。その後は停滞商状となり、前日終値を挟んだ小幅な値動きで、方向感に欠ける展開だった。為替市場ではドル・円相場が、1ドル=136円60銭前後と、午後2時以降は、やや円安方向に傾いている。東証プライムの出来高は11億1647万株、売買代金は2兆6817億円。騰落銘柄数は値上がり759銘柄、値下がり989銘柄、変わらず87銘柄だった。
市場では「米国金利の着地点が不透明となり、影響を受けやすい日本のグローバル製造業への業績不安から、積極的に買いにくい」(中堅証券)との声が聞かれた。
東証業種別指数は全33業種のうち、17業種が下落、16業種が上昇した。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落。三菱UFJ<8306.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も安い。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も軟調。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も下げた。一方、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が堅調だった。
個別では、東洋炭素<5310.T>、大幸薬品<4574.T>、松井建設<1810.T>、ローム<6963.T>、ウェルビー<6556.T>などが下落。半面、安永<7271.T>、大阪チタ<5726.T>、KeePer<6036.T>、邦チタ<5727.T>、ファイズHD<9325.T>などが上昇した。
(写真:123RF)
提供:ウエルスアドバイザー社
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