【深センIPO】海外向けバイク・バギーなど製造の浙江濤濤車業が8日に公募開始、2733万株発行予定

サーチナ

中国株

2023/3/8 9:31

 深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、浙江濤濤車業(301345/深セン)が3月8日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2733万株を発行予定で、公募価格は73.45元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2015年設立の民営企業。電動やガソリンエンジンのバイク、四輪バギー・カート、スノーモービル、電動バランスボードおよびその部品、用具の研究開発、生産、販売を主業務としている。自社ブランド製品を主体として、ODM販売も行っており、製品は米国、カナダ、メキシコ、フランス、英国、イタリア、スペイン、ロシア、ウクライナ、ポーランドなどの欧米地域や東南アジアの数十カ国向けに販売している。売上の98%以上は海外向けだ。また、ECプラットフォーム、卸売、小売などの多様な販売チャネルを持ち、ウォルマート、アマゾン、ターゲットなどの国際的な小売業者と良好な提携関係を持っている。

 22年1〜6月期の売上構成はガソリンバギーが32.11%、ガソリンバイクが7.35%、電動バランスボードが9.90%、電動キックボードが37.93%、どの他電動車が4.73%となっている。同社の製品は市場競争の中で高いコストパフォーマンスを強みとしており、アマゾンの同一ジャンル販売ランキングで上位に入っている。中国自動車工業協会のデータによれば、21年における四輪バギー製品輸出台数が17万5617台で中国の業界第1位、輸出額でも第2位となった。

 22年12月期の売上高は17億6567万元(前期比12.49%減)、純利益は2億630万元(同15.00%減)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が3億5000万〜3億8000万元(前年同期比4.64%減〜3.53%増)、純利益は3250万〜3800万元(同13.46〜32.66%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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