【深センIPO】抗菌薬の原料薬・中間体製造の湖北省宏源薬業科技が8日に公募開始、4726万株発行予定
深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、湖北省宏源薬業科技(301246/深セン)が3月8日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。4726万株を発行予定で、公募価格は50.00元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
同社は2002年設立の民営企業で、14年に株式会社化した。原料薬および医薬中間体、有機化学原料、医薬製剤、ヘキサフルオロリン酸リチウムなどの研究開発、生産、販売を主業務としている。ニトロイミダゾール系抗菌薬および抗ヘルペスウイルス薬の出発物質から重要中間体、原料薬に至るまでの生産ラインを完備しており、世界的な主要サプライヤーの一つとなっている。製品は聯邦製薬、国薬集団、石薬集団、哈薬集団など国内の著名製薬会社を顧客にもつほか、サノフィ、バクスター、ソルベイなど海外企業とも良好な提携関係を築いている。
22年1〜6月期の売上構成は、有機化学原料が16.60%、原料薬および医薬中間体が53.58%、医薬製剤が5.27%、リチウム電池の電解液として用いられるヘキサフルオロリン酸リチウムが23.54%となっている。ニトロイミダゾール系抗菌薬の中でもメトロニダゾールと2−メチル−5−ニトロイミダゾール中国市場シェアは17年以降60%台を保っておりいずれも業界トップだ。また、グリオキサールの世界シェアは40%前後となっており、BASFを抑えて世界トップとなっている。このほか、クロビル系抗ヘルペスウイルス医薬中間体、グリオキシル酸といった中間体製品も世界トップシェアを誇る。
22年12月期の売上高は20億6372万元(前期比30.79%増)、純利益は4億5326万元(同8.22%減)。23年1〜3月期の業績予測は売上高が6億〜7億元(前年同期比32.99〜55.16%増)、純利益が1億2800万〜1億5300万元(同13.46〜27.60%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)
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