10日の東京株式市場見通し=反落後は落ち着きどころを探る展開か

国内市況

2023/3/10 7:47

 予想レンジ:2万8200円-2万8500円(9日終値2万8623円15銭)

 10日の東京株式は反落後、落ち着きどころを探る展開か。日経平均株価はきのう9日まで5日続伸し、終値ベースで1120円強の値上がりとなっていたことや、現地9日の米国株式が下落したことを受け、売り先行スタートとなろう。売り一巡後は、日本銀行の政策決定会合の内容や、その後の黒田東彦総裁の記者会見を控え、模様眺めムードが広がる場面が想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=136円台の前半(9日は136円83-85銭)、ユーロ・円が1ユーロ=144円台の前半(同144円44-48銭)と、やや円高方向に振れている。9日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、三住トラスト<8309.T>、ソフバンG<9984.T>などが、9日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の6月限円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比370円安の2万8000円だった。(高橋克己)

10日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:30 1月家計調査、1月消費者動向指数

・ 8:50 2月国内企業物価指数

・黒田日銀総裁会見

・3月限株価指数先物・オプションSQ(特別清算指数)値算出日

・エルニーニョ監視速報

・「東京ミッドタウン八重洲」が全面開業

【海外】(時間は日本時間)

・22:30 米2月雇用統計

・米EU首脳会談

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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