日経平均は355円安、米株大幅安で広範囲に売り先行

 10日午前10時時点の日経平均株価は前日比355円89銭安の2万8267円26銭。朝方は、9日の米国株式市場で主要3指数が大幅に下落した流れを受け、広範囲に売りが先行した。前日に5連騰した反動もあり、先物売りを交えて下げ幅を拡大し、2万8200円台で軟調に推移している。

 業種別では、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株や、野村<8604.T>、大和証G<8601.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株が軟調。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>、マツキヨココ<3088.T>などの小売株も安い。阪急阪神<9042.T>、小田急<9007.T>、東武<9001.T>などの陸運株や、菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>、東建物<8804.T>などの不動産株も値を下げている。日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、大平金<5541.T>などの鉄鋼株も売られている。

 半面、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>などの海運株が堅調。日本紙<3863.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株や、浜ゴム<5101.T>などのゴム製品株も引き締まっている。

 個別では、鎌倉新書<6184.T>、スミダ<6817.T>、ハブ<3030.T>などが値下がり率上位。半面、ピアラ<7044.T>、菱洋エレク<8068.T>、大日印<7912.T>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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