<新興国eye>トルコ1月総売上高指数、前月比8.3%上昇に伸び加速―卸・小売業が急加速

新興国

2023/3/15 8:49

 トルコ統計局が13日発表した1月の総売上高指数(15年=100)は前月比8.3%上昇と、前月(22年12月)の同6.2%上昇から伸びが2カ月連続で加速、22年3月(10.2%上昇)以来10カ月ぶりの高い伸びとなった。

 前年比は94.0%上昇と、前月の90.5%上昇を上回り、4カ月ぶりに伸びが加速、22年11月(100.0%上昇)以来2カ月ぶりの高い伸びとなった。22年12月までは前年同期の伸びが高かったため、低めの数値が出る、いわゆるベース効果が大きかったが、1月はベース効果が緩和した。

 セクター別の前月比は、卸・小売業が9.8%上昇(前月は8.2%上昇)と最も高く、次いでサービス業が8.9%上昇(同2.4%上昇)、建設業は8.5%上昇(同10.4%上昇)。鉱工業は5.8%上昇(同4.5%上昇)にとどまった。建設業以外はいずれも前月から伸びが加速した。

 サービス業のうち、不動産が13.6%上昇と、最も高い伸びとなり、次いで運輸・倉庫が9.9%上昇、業務支援サービスは9.8%上昇、専門・科学技術サービスは9.4%上昇、ホテル・レストランは6.1%上昇。対照的に情報通信は2.7%上昇だった。

 一方、前年比では、建設業が115.6%上昇と、最も高い伸びとなった。次いで卸・小売業が110.9%上昇、サービス業は107.6%上昇、鉱工業は65.6%上昇(鉱業は50.4%上昇、製造業は66%上昇)。

 サービス業のうち、ホテル・レストランが145.2%上昇と、最も高い伸びとなった。次いで業務支援サービスが141.4%上昇、不動産が121.3%上昇、専門・科学技術サービス業は117.7%上昇、運輸・倉庫は97.4%上昇、情報通信は77.1%上昇だった。

 総売上高指数は鉱工業(鉱業と製造業)や建設業、卸・小売業、サービス業の売上高を指数化したもので、経済状況を示す。

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 上場MSエマ<1681.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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