<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年GDP見通しを0.88%増に引き下げ

新興国

2023/3/22 8:53

 ブラジル中央銀行が20日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の0.89%増から0.88%増に引き下げられた。1カ月前は0.80%増だった。24年の見通しも1.50%増から1.47%増に引き下げられた。1カ月前は1.50%増だった。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の5.96%上昇から5.95%上昇に引き下げられた。1カ月前は5.89%上昇だった。24年の見通しは4.02%上昇から4.11%上昇に引き上げられた。1カ月前は4.02%上昇だった。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の12.75%に据え置かれた。据え置きは5週連続。24年末時点の見通しも10.00%に据え置かれた。据え置きは5週連続。次回3月22日会合時点の見通しも13.75%に据え置かれた。据え置きは38週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の5.25レアルに据え置かれた。据え置きは7週連続。24年末時点の見通しも5.30レアルに据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前は5.29レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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