久世、23年3月期の業績予想を上方修正、未定としていた期末配当予想は3期ぶり復配へ

株式

2023/3/23 15:31

 久世<2708.T>がカイ気配スタート。22日引け後、23年3月期の連結業績予想を上方修正するとともに、未定としていた期末配当予想について3期ぶりに復配し、12円を実施すると発表し、好感されている。

 23年3月期業績予想で、営業損益は3億5000万円の黒字から7億円の黒字(前期は9億800万円の赤字)に引き上げられた。外食市場では昨年11月上旬から顕著となった新型コロナウイルス感染症拡大の第8波に見舞われたものの、政府からの緊急事態宣言等の行動制限は発出されず、昨年末にかけて客足は伸び、上期業績も大きく回復し、前回予想を上回る見込みとなった。なお、1月以降の外食市場の人手不足や食材・エネルギー価格の高騰等の影響が不透明であったため、通期業績予想は据え置いた。

 期末配当予想については、業績回復の一方で、過去2年に亘り実施を見合わせていた設備投資や修繕コストを勘案し、配当金額を慎重に検討してきたが、新型コロナウイルス感染症による業績への影響のなかった19年3月期と同水準の12円に修正することとした。

 23日の終値は、前日比126円高の1030円。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ