<米国株情報>セールスフォース、アクティビストのエリオットと和解―取締役候補の指名回避へ

株式

2023/3/28 10:23

 クラウド・コンピューティングベースのビジネス支援ソフト世界最大手セールスフォース・ドットコム<CRM>は27日、主要株主であるアクティビスト(物言う株主)のポール・シンガー氏が率いるヘッジファンド大手エリオット・マネジメントと和解し、エリオットから取締役候補の指名を受けないことで合意したと明らかにした。

 エリオットは共同声明文で、「セールスフォースの最新の経営戦略で、マーク・ベニオフCEO(最高経営責任者)ら経営陣による収益性の高い成長や資本投資利益率、株主価値の創造に関する強いコミットメントに強い感銘を受けた」とし、今後、取締役会への候補指名を求めない考えを明らかにしている。

 セールスフォースは22年に株価が低迷したことを受け、少なくとも5社のアクティビストファンドが経営陣に対し、経営改革などを要求。セールスフォースは1月にブレット・テイラー共同CEOや、中核部門であるビジネス用コミュニケーションツール大手スラック・テクノロジーズ<WORK>のスチュアート・バトルフィールド創業者兼CEOが1月に辞任していた。現在、セールスフォースではベニオフ氏が単独CEOとなっている。

<関連銘柄>

NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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