<米国株情報>ペイパルは大幅反落、通期の営業利益率予想を下方修正

株式

2023/5/10 10:05

 世界決済サービス最大手ペイパル<PYPL>は9日、前日比12.73%安の65.91ドルと4営業日ぶりに大幅反落した。8日引け後に発表した23年12月期第1四半期(1-3月)決算は市場予想を上回ったが、通期の営業利益率を下方修正したことが売り材料視されたようだ。

 第1四半期の売上高は前年同期比9%増の70億4000万ドル、純利益は同56%増の7億9500万ドル、一時的な項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同33%増の1.17ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 第2四半期(4-6月)については、売上高を前年同期比6.5-7%増、調整後EPSを同24-26%増の1.15-1.17ドルと予想。通期については調整後の営業利益率の伸びを1ポイントの拡大と従来予想の1.25ポイントから下方修正した。

 市場は、傘下のブレインツリーの決済処理量が前年比30%増となったものの、もともと利益率が低いことや、デジタル新興企業の参入でこうした高い伸びを期待できず、いずれ営業利益率の低下につながると懸念している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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