新興EVメーカーの理想汽車、23年1〜3月期は売上倍増で黒字転換

サーチナ

中国株

2023/5/16 9:31

 中国の新興電気自動車(EV)メーカー、理想汽車(02015/香港)が5月10日、2023年1〜3月期(第1四半期)の業績報告を発表した。前年同時期に比べて売上高がほぼ倍増し、黒字に転換した。

 23年1〜3月期の売上高は187億8705万元で、前年同期の96億6203万元から96.47%増加した。このうち、車両販売が183億2731万元(同96.89%増)だった。販売台数の増加と、理想Lシリーズの平均売価上昇が寄与した。また、営業利益は4億5203万元で、4億1307万元の赤字だった前年同時期から黒字化した。なお、同社の1〜3月期の累計納車台数は5万2584台で前年同期比65.8%増となっている。

 研究開発費用は18億5000万元で前年同期比35.03%増となった。製品ラインナップ拡充のための費用と雇用の増加による人件費の上昇が主な要因。当期純利益は9億3383万元で、1086万元の赤字だった前年同期から黒字化した。会社株主に帰属する純利益は9億2966万元だった。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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