日経平均は440円高と大幅に6日続伸、買い一巡後はもみ合いに=18日前場

 18日前場の日経平均株価は、前日比440円05銭高の3万533円64銭と大幅に6日続伸して取引を終えた。きのう17日に、終値ベースで心理的なフシ目の3万円を回復したことから、朝方からカラ売りの買い戻しが先行。現地17日の米国株式が反発したことも追い風に、午前9時22分には、同573円54銭高の3万667円13銭を付けた。その後は、短期的な利益を確定する動きや、過熱感が警戒されたもようで、もみ合いが続いた。為替市場ではドル・円相場が、1ドル=137円40銭前後と、足元では伸び悩んでいる。東証プライムの出来高は7億7311万株、売買代金は2兆988億円。騰落銘柄数は値上がり887銘柄、値下がり866銘柄、変わらず82銘柄だった。

 市場では「日経平均株価は、連騰のなか心理的なフシ目の3万円を大きく超えたことで、目先的な過熱感が警戒されそう。いったんは調整入りする可能性もあり、押し目を拾いたい」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、24業種が上昇し、9業種が下落。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株が下落している。

 個別では、クオールHD<3034.T>、ピアラ<7044.T>、フェイスNW<3489.T>、アドバンテスト<6857.T>、芝浦<6590.T>などが上昇。半面、ギフティ<4449.T>、エムティア<9438.T>、東亜建設<1885.T>、FFJ<7092.T>、フォスター電機<6794.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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