<米国株情報>エヌビディアは高値更新、第2四半期の見通しが市場予想上回る

株式

2023/5/26 10:08

 グラフィック・プロセッサ(GPU)大手エヌビディア<NVDA>が25日、前日比24.37%高の379.80ドルと5営業日ぶりに急反発。取引時間中には52週高値を394.80ドルに切り上げた。前日引け後に24年1月期第1四半期(23年2-4月)の決算とともに発表した第2四半期の見通しが市場予想を大きく上回ったことがサプライズとなった。

 第2四半期(23年5-7月)は、売上高を107億8000万-112億2000万ドルと予想。市場では70億ドル程度が見込まれており、大幅に上回る見通しとなった。生成型AIチップ需要の急増を織り込んだという。ジェンセン・フアンCEO(最高経営責任者)は、「世界で1兆ドル規模のデータセンターのほとんどが既存のCPUを使っており、今後4-5年から10年で、大半がAIチップに置き換わる可能性がある」と指摘している。

 なお、第1四半期の売上高は前年同期比13%減の71億9200万ドル、純利益は同26%増の20億4300万ドル、一時的項目(従業員へのストックオプションの交付費用など)を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同20%減の1.09ドルとなったが、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 主力のGPUを搭載したゲーム機器用グラフィックスカード部門は振るわなかったが、データセンター部門や自動運転車用半導体部門は好調だった。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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