今晩のNY株の読み筋=米5月CPIでFOMCへの思惑交錯か

株式

2023/6/13 17:01

 13日の米国株式市場では、米5月CPI(消費者物価指数)が注目となる。市場予想の平均値は、前年比が4.1%上昇(4月は4.9%上昇)と伸びが鈍化する一方、前月比は0.1%上昇とほぼ横ばいが見込まれている。翌日にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果公表を控えていることもあり、結果次第で思惑が交錯しそうだ。

 米先物取引所大手CMEグループが公表している「FED WATCH」をみると、14日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利を据え置く確率が8割に達しているが、7月のFOMCでは6割近くが0.25ポイントの利上げを見込んでいる。きょうのCPIが市場予想を下回るようなら7月の利上げ確率が低下する可能性があり、利上げ継続への警戒感が後退し、株式市場にとってはプラスになりそう。一方、予想を上回るようなら7月の利上げ確率が高まり、グロース株を中心に割高感を意識した売りが強まる恐れがありそうだ。

<主な米経済指標・イベント>

・米5月CPI(消費者物価指数)、FOMC(米連邦公開市場委員会、1日目)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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