16日の東京株式市場見通し=反発後も堅調か

国内市況

2023/6/16 7:47

 予想レンジ:3万3200円-3万3600円(15日終値3万3485円49銭)

 16日の東京株式は、反発後も堅調か。日経平均株価はきのう15日、5日ぶりに小反落したものの、底堅い動きをみせていた。現地15日の米国株式が上昇した動きを受け、買い優勢の展開が見込まれる。日銀の金融政策決定会合は、政策の現状維持が濃厚とみられているが、会合内容の発表が昼休みの時間帯からズレ込むようであれば、高値警戒感のあるなか、仕掛け的な売りが出る可能性もあり、注意したい。為替相場は、ドル・円が1ドル=140円台の前半(15日は141円28-30銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=153円台の半ば(同152円95-99銭)と円安方向にある。対ドルでの円安一服感から、輸出関連銘柄は上値が重くなる場面も想定される。

 15日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、コマツ<6301.T>、ニデック<6594.T>、パナソニック<6752.T>などが、15日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比55円高の3万3465円だった。(高橋克己)

16日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・植田日銀総裁会見

・政府は骨太の方針を閣議決定する方針

【海外】(時間は日本時間)

・21:30 米6月NY連銀ビジネスリーダーズサーベイ

・23:00 米6月ミシガン大学消費者信頼感指数

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ