27日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、143円台半ばを軸にもみ合いか

為替

2023/6/27 8:38

ドル・円予想レンジ:1ドル=141円00銭-142円80銭

 27日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=143円台半ばを軸にもみ合いとみる。日本と各国の金融政策の違いを意識した円売りが出やすい一方、22年11月以来の円安水準とあって当局による介入も警戒され、神経質な展開が続きそう。28日開催のECB(欧州中央銀行)主催の金融シンポジウムでは日米欧英の中銀トップが討論会に参加する予定で、発言を見極めたいとのムードも広がりそうだ。

方向感の乏しい展開とみる。前日は米国市場が休場となるなか、日米金融政策の方向性の違いを背景に底堅く推移したが、142円ちょうどに達するとドル売りが強まる展開となった。東京時間はRBA(豪準備銀行)理事会の議事要旨が発表される予定で、タカ派的な内容なら円売りが強まる場面もありそうだが、日本の為替当局による口先介入などが警戒され、上値追いに慎重な展開が予想される。

<主な経済指標・イベント>

国内:4月景気動向指数改定値

北米:米5月耐久財受注額、米5月新築住宅販売件数、米6月消費者信頼感指数、米6月リッチモンド連銀製造業景気指数、米4月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、カナダ5月CPI(消費者物価指数)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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