日経平均は232円高、米株高・円安で買い先行も伸び悩む

 28日午前10時時点の日経平均株価は前日比232円21銭高の3万2770円54銭。朝方は、買いが先行した。27日の米国株式市場で、堅調な経済指標を背景に主要株価指数が上昇。円安・ドル高も支えとなり、日経平均は前場の早い段階で3万2885円26銭(前日比346円93銭高)まで上伸した。一巡後は利益確定売りに伸び悩み商状となっている。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>、いすゞ<7202.T>などの輸送用機器も高い。野村<8604.T>、大和証G<8601.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株や、ソフバンG<9984.T>、KDDI<9433.T>、トレンド<4704.T>などの情報・通信株も値を上げている。東エレク<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、ファナック<6954.T>、TDK<6762.T>などの電機株も買われ、リクルートH<6098.T>、エムスリー<2413.T>、電通グループ<4324.T>などのサービス株も引き締まっている。

 半面、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が軟調。出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株もさえない。

 個別では、ハニーズHD<2792.T>、スギHD<7649.T>、IMAGIC<6879.T>などが値上り率上位。半面、そーせい<4565.T>がストップ安ウリ気配となり、レイズN<6379.T>、テスHD<5074.T>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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