米国株式市場:米国債格下げを受け、NYダウ4日ぶり反落、ナスダックは続落

株式

2023/8/3 7:46

 2日の米国株式は、NYダウが前日比348.16ドル安の3万5282.52ドルと4日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同310.466ポイント安の1万3973.447ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億5368万株、ナスダック市場が52億4407万株だった。

 1日に格付け会社のフィッチが、米国債の格付けを「AAA」から「AA+」に一段階引き下げた。格下げに伴う機関投資家によるリスク資産の入れ替えが警戒された。また、米10年物国債の利回りが4.1%台に上昇(価格は下落)し、株式の相対的な割高感が意識された。米7月ADP雇用統計では、非農業分野の雇用者数が前月比32万4000人増と、市場予想平均の同19万人増を大きく上回り、労働需給のひっ迫が意識された。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやエヌビディア、インテルなどが下落した。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比265円安の3万2345円だった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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