米国株式市場:銀行格付け見直しなどで、NYダウ・ナスダック反落

株式

2023/8/9 7:46

 8日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比158.64ドル安の3万5314.49ドル、ナスダック総合指数が同110.074ポイント安の1万3884.324ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億4954万株、ナスダック市場が49億5997万株だった。

 米格付け会社のムーディーズは現地7日、米中小銀行10行の格下げと、米主要6行の格付けを引き下げ方向で見直すと発表。それにより、銀行経営に対する不透明感が台頭し、NYダウは一時460ドルを超える下げをみせる場面があった。売り一巡後は、週後半に米7月CPI(消費者物価指数)の発表を控えることもあり、買い戻しから下げ渋る格好となったようだ。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやマイクロン・テクノロジー、ペイパルなどが下落した。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比20円高の3万2310円だった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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