<相場の読み筋>8月18日
2023/8/18 7:45
17日の米国株式は、3日続落した。NYダウが前日比290.91ドル安の3万4474.83ドル、ナスダック総合指数が同157.696ポイント安の1万3316.932ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億8655万株、ナスダック市場が48億5471万株だった。米週間の新規失業保険申請件数が23万9000件で、市場予想平均の24万8000件を下回った。堅調な労働需給で、政策金利の高止まりが懸念されるなか、米10年物国債の利回りが、一時4.3%台に上昇(価格は下落)した。金利上昇による相対的な割高感から、ハイテク株が下落した。NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやインテル、ボーイングなどが値下がり率の上位に入っている。
18日の東京株式は続落後、落ち着きどころを探る展開か。前日の弱い動きや、現地17日の欧米株式が下落した動きなどもあり、売り優勢スタートとなろう。また、ブルームバーグ通信社は、中国・不動産開発会社の恒大集団が現地17日、NYの連邦破産裁判所に破産法第15条の適用を申請したと報じた。それによる中国の株価動向を確認したいとして、模様眺めムードが広がりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の後半(17日は146円22-23銭)、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の半ば(同159円08-12銭)と円高方向に振れている。17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテスト<6857.T>、任天堂<7974.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、17日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比290円安の3万1380円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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