<米国株情報>GMクルーズ、「ロボタクシー」の運行を50%削減へ―交通事故受け当局が要請

株式

2023/8/21 10:11

 自動車大手ゼネラル・モーターズ<GM>傘下の自動運転車開発ベンチャーであるGMクルーズは18日、サンフランシスコで展開している自動運転の「ロボタクシー」の運航台数を50%削減すると発表した。17日深夜に同市で営業中の1台のロボタクシーが緊急出動中の消防車と追突。カリフォルニア州の車両管理局(DMV)が安全確保の適切な是正措置を講じるまで営業車両の50%を削減するよう要請していた。この事故では、タクシーの乗客1人が負傷、病院に搬送されたという。

 ロボタクシーは10日、カリフォルニア州公共事業委員会(CPCU)からサンフランシスコでの商業運転に必要な営業免許を取得し、ドライバーなしでの商業運転を24時間有料で開始したばかりだった。

 事故は17日午後10時ごろ、サンフランシスコのテンダーロイン地区のポークストリートとタークストリートの交差点で発生、青信号で交差点に進入したロボタクシーが緊急現場へ向かう途中だった消防車と衝突した。GMクルーズは事故原因について、交差点の視界が周囲の建物で塞がれたため、危険の認識とブレーキが間に合わなかったとしている。

 CNBCによると、サンフランシスコ消防署長のジャニーン・ニコルソン氏は営業開始の承認に先立って開かれた会合で、消防署のドアをふさいだり、緊急テープを突き破ったり、道路での走行を妨害するなど、自動運転車が緊急活動を妨害する複数の事例を挙げている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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