<米国株情報>ウォルグリーン、CEOが交代―株価低迷や経営戦略めぐる対立が背景か

株式

2023/9/4 10:35

 ドラッグストアチェーン大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>は1日、CEO(最高経営責任者)の交代を発表した。ロザリンド・ブルーワー氏が8月31日付で辞任し、社外取締役を務める古参のジンジャー・グラハム氏が暫定CEOとなった。次期CEOが正式に決まるまで、ブルーワー氏は顧問として社内に残る。

 ブルーワー氏は21年3月にCEOに就任したばかりで、在任期間は約2年半だった。辞任の理由については明らかにされていないが、市場では投資家とブルーワーCEOの経営戦略(薬局からヘルスケア企業への転換)をめぐる意見の対立や、最近の業績と株価の低迷が辞任の背景にあるとみている。1カ月前にはジェームス・キーホーCFO(最高財務責任者)が電撃辞任していた。

 同社は、23年8月期の調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)を4-4.05ドルとしているが、今回のCEO辞任発表と同時に、新たな調整後EPSの見通しについて、予想の下限、またはそれに近い水準に引き下げるとしている。ただ、市場では、新型コロナの感染者が再び増加しているため、9月中旬以降、新たなワクチン接種場が同社の追い風になるとの見方もある。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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