<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年GDP伸び率見通しを2.64%増に引き上げ―3週連続

新興国

2023/9/12 8:57

 ブラジル中央銀行が11日に発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の2.56%増から2.64%増に引き上げられた。引き上げは3週連続。1カ月前は2.29%増だった。24年の見通しも1.32%増から1.47%増に引き上げられた。1カ月前は1.30%増だった。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の4.92%上昇から4.93%上昇に引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前は4.84%上昇だった。24年の見通しも3.88%上昇から3.89%上昇に引き上げられた。引き上げは3週連続。1カ月前は3.86%上昇だった。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の11.75%に据え置かれた。据え置きは5週連続。24年末時点の見通しも9.00%に据え置かれた。据え置きは5週連続。次回9月20日会合時点の見通しも12.75%に据え置かれた。据え置きは5週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の4.98レアルから5.00レアルに引き上げられた。1カ月前は4.93レアルだった。24年末時点の見通しも5.00レアルから5.02レアルに引き上げられた。1カ月前は5.00レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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