<相場の読み筋>9月15日

2023/9/15 7:45

 14日の米国株式は、NYダウが前日比331.58ドル高の3万4907.11ドルと3日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同112.468ポイント高の1万3926.053ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1837万株、ナスダック市場が51億3679万株だった。米8月PPI(生産者物価指数)が前月比0.7%上昇となり、市場予想平均の同0.4%上昇を上回った。また、米8月小売売上高は前月比0.6%増で、市場予想平均の同0.1%増を超えた。PPIは、ガソリン価格の上昇が押し上げにつながったが、相場への影響は限られた。同日には、ソフバンG<9984.T>傘下の半導体設計大手アーム・ホールディングスがナスダック市場に上場。公開価格51ドルに対し56.1ドルで初値を形成し、終値は63.59ドルと大幅高だった。

 15日の東京株式は、堅調な展開が続きそうだ。日経平均株価はきのう14日に大幅反発し、終値ベースで1週間ぶりに心理的なフシ目の3万3000円を回復。投資家心理の好転が見込まれるほか、現地14日の欧米株式が上昇したことも追い風に、上値を試す動きも見込まれる。週末要因や敬老の日を含めた3連休となることから、取引終了近くには、手じまい売りが出やすい。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(14日は147円27-29銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の後半(同158円07-11銭)と円高に振れている。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、みずほ<8411.T>、ソフバンG<9984.T>などが、14日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比200円高の3万3180円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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