10月2日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、神経質な展開か

為替

2023/10/2 8:40

ドル・円予想レンジ:1ドル=148円80銭-150円10銭

 10月2日の東京外国為替市場で、ドル・円は神経質な展開とみる。9月30日に米議会が11月17日までのつなぎ予算案を可決。週明けの為替市場では、ドル買い・円売りがやや優勢となっている。東京時間もリスクオンの動きが広がればドル・円を支えるだろう。ただ、米格付け会社による信用格付けの引き下げが回避されたことから米債券を買い戻す動きも見込まれ、米長期金利の上昇が一服すればドル売り・円買いを誘いそうだ。また、心理的フシ目の150円に接近すると当局による介入も警戒される。前週末の米8月PCE(個人消費支出)コアデフレーターが市場予想を下回ったことから過度のインフレ懸念が後退している点もドル・円の上値を抑えるとみられる。

<主な経済指標・イベント>

国内:日銀全国企業短期経済観測調査(短観、9月調査)、日銀金融政策決定会合における主な意見(9月21-22日開催分)

アジア太平洋:中国、香港、韓国、インドが休場

北米:米9月ISM製造業景況感指数

欧州:ユーロ圏8月失業率

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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