明日の日本株の読み筋=不安定な相場付きか、中東リスクへの警戒続く

国内市況

株式

2023/10/16 16:33

 あす17日の東京株式市場は、不安定な相場付きか。中東リスクへの警戒感が続き、関連ニュースにらみで指数が揺れる可能性がある。パレスチナ暫定自治区のガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが7日にイスラエルへの攻撃を開始して以降、本格的な軍事衝突が危惧されている。イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ北部の住民に出した退避勧告期限の14日午前10時-午後4時(日本時間午後4-10時)が過ぎ、イスラエルによるガザへの地上侵攻が切迫している状態であり、軽々には動きづらい。

 16日の日経平均株価は大幅続落し、3万1659円(前週末比656円安)で引けた。朝方は、前週末の米国株式市場でハイテク株が下落した流れを受け、半導体関連株中心に広範囲に売りが先行した。中東情勢の悪化も懸念され、日経平均は下げ幅を拡大し、一時750円超下落した。チャート上では、心理的なフシ目となる3万2000円をあっさりと割り込み、次の下値メドとして、「下の『マド』(6日高値3万1160円-3連休明け10日安値3万1314円)を埋める可能性がある」(中堅証券)との声も聞かれた。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ