<相場の読み筋>11月1日

2023/11/1 7:45

 10月31日の米国株式は、NYダウが前日比123.91ドル高の3万3052.87ドルと続伸、ナスダック総合指数が同61.755ポイント高の1万2851.238ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億1587万株、ナスダック市場が41億3445万株だった。今回のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、政策金利が据え置かれるとの見方が大勢を占めるなか、ポジション調整の買いが入り幅広い銘柄が上昇。終日、堅調な展開となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやインテル、ハネウエルなどが買われた。

 11月1日の東京株式は、続伸後も堅調な展開か。きのう10月31日の日銀金融政策決定会合の結果を受けた上昇に加え、現地同31日の米国株式が上昇した動きもあり、買い先行スタートとなろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の半ば(10月31日は150円28-30銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の前半(同159円60-64銭)と円安に振れており、輸出関連銘柄を中心にしっかりした動きが見込まれる。10月31日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ファナック<6954.T>、村田製<6981.T>、トヨタ<7203.T>などが、同31日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所清算値比505円高の3万1355円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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