<米国株情報>ワーナーとパラマウントが合併協議か―動画配信事業の強化狙い

株式

2023/12/21 10:11

 メディア・エンターテインメント大手ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー<WBD>がメディア・娯楽大手パラマウント・グローバル(旧バイアコム)<PARA>と合併協議を開始したもようだ。ビジネス情報サイトのアクシオス(Axios)や経済専門チャンネルCNBCが20日、関係者の話として伝えた。

 報道によると、両社のCEO(最高経営責任者)が19日にパラマウントのニューヨーク本社で話し合ったといい、ワーナーは合併交渉のアドバイザーとして、複数の銀行を雇用した可能性が高いとしている。協議は始まったばかりで、予備段階とみられる。

 パラマウントをめぐっては、8日に映画制作大手スカイダンス・メディアのデイビッド・エリソンCEO(最高経営責任者)と投資会社レッドバード・キャピタルパートナーズがパラマウントの筆頭株主であるナショナル・アミューズメンツ(NAI)から株式を取得する計画と報じられている。

 一方、ワーナーのデビッド・ザスラフCEOはNAIを率いるシャリ・レッドストーン氏とも協議しているもよう。ワーナーはNAIごとパラマウントを買収するという選択肢も検討している可能性がある。

 パラマウントは出遅れている動画配信サービス「Paramount+(パラマウント・プラス)」の強化を模索しており、もしワーナーと合併し、「パラマウント・プラス」とワーナーの動画配信サービス「Max(マックス)」が統合されれば、同業他社との競争力が高まりそうだ。

 ただ、ワーナーの時価総額が20日時点で約290億ドルなのに対し、パラマウントは100億ドルとなっており、対等合併とはならない。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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