日経平均109円安と7日ぶり反落、売り一巡後は下げ渋る展開=16日前場

 16日前場の日経平均株価は、前日比109円73銭安の3万5792円06銭と7日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)は同12.31ポイント安の2512.29ポイントと9日ぶりに反落して取引を終えた。日経平均株価は朝方、買い先行でスタートしたものの、短期的な過熱感が警戒され下げに転じ、午前10時28分には、同314円26銭安の3万5587円53銭を付ける場面があった。売り一巡後は、押し目を拾う動きから下げ渋る展開となった。東証プライム市場の出来高は8億895万株、売買代金は2兆1162億円。騰落銘柄数は値上がりが370銘柄、値下がりは1234銘柄、変わらずは53銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇した。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が下落。TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も軟調。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、野村<8604.T>、スパークス<8739.T>などの証券商品先物株が上昇している。

 個別では、テラスカイ<3915.T>、日本国土開発<1887.T>、FPパートナ<7388.T>、ヨシムラFH<2884.T>、東京産業<8070.T>などが下落。半面、古野電気<6814.T>、いちご<2337.T>、Gunosy<6047.T>、JIA<7172.T>、さくら<3778.T>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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