<米国株情報>クローガーとアルバートソンズ、合併計画に遅れ―当局の懸念払しょくに時間要する

株式

2024/1/17 10:10

 22年10月に合併を発表した米スーパーマーケット大手クローガー<KR>とアルバートソンズ<ACI>は15日、24年初めを予定していた合併完了時期を24年2月期の上半期中(3-8月)に変更すると発表した。

 大手同士の合併で食品価格の上昇や合理化による店舗閉鎖で過疎地での食料品へのアクセスが低下するなどとする米競争当局の懸念を払しょくできておらず、FTC(連邦取引委員会)の承認が得られていないという。

 両社は23年9月に店舗を同業大手C&Sホールセール・グローサーズに売却すると発表したほか、合併で得られる経費削減効果を値下げに充当することや雇用を維持する方針などを明らかにして懸念の払しょくに努めているが、当局との協議にはまだ時間を要するとの見解を示している。

 クローガーでは合併によるシナジー効果により、最初の4年間で年平均約10億ドルの経費節減を見込んでいる。クローガーとアルバートソンズの合併計画では、アルバートソンズが展開する高級スーパー子会社「スピンカンパニー(SpinCo)」を設立と同時に分割し、100-375店舗をクローガー側に移管することになっている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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