(再送)日経平均は651円高、先物主導で史上最高値を上回る場面も=22日前場

 22日前場の日経平均株価は、前日比651円68銭高の3万8913円84銭と4日ぶりに大幅反発。TOPIX(東証株価指数)は同28.94ポイント高の2656.24ポイントと3日ぶりに反発した。決算が注目された米エヌビディアが、現地21日の時間外取引で一時10%超える上昇をみせたことから、朝方から半導体関連を中心に買いが先行。株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに、日経平均は午前10時16分に、同662円72銭高の3万8924円88銭を付け、16日の取引時間中の昨年来高値(3万8865円)を更新。89年12月29日の終値の史上最高値(3万8915円)を上回り、取引時間中の史上最高値(3万8957円)まで33円弱に迫る場面もみられた。その後も高値圏で堅調に推移した。東証プライム市場の出来高は8億2940万株、売買代金は2兆7672億円。騰落銘柄数は値上がりが1037銘柄、値下がりは553銘柄、変わらずは67銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、キーエンス<6861.T>、レーザーテク<6920.T>などの電気機器株が上昇。SMC<6273.T>、三菱重工<7011.T>などの機械株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も高い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も堅調。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株もしっかり。一方、アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が安い。

 個別では、八洲電機<3153.T>、マーキュリア<7347.T>、TOWA<6315.T>、野村マイクロ<6254.T>、マイクロニ<6871.T>などが上昇。半面、グリー<3632.T>、イトーキ<7972.T>、オロ<3983.T>、ストライク<6196.T>、シグマクシス<6088.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ