日経平均は178円程度高、買い先行後は上値の重い展開に=26日前場

 26日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前営業日比178円程度高い3万9277円前後で推移する。前週22日に、終値ベースで史上最高値を更新した強い動きが継続したほか、現地23日の米国株式市場ではNYダウが連日で史上最高値を塗り替えるなど強い展開をみせたことも追い風に、買いが先行。午前9時1分には、同280円87銭高の3万9379円55銭を付けている。その後は、史上最高値を更新したことによる目先的な達成感から、上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週22日の大阪取引所清算値比350円高の3万9470円だった。

 業種別では、33業種のうち23業種が上昇、10業種が下落している。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株が上昇。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株も高い。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も堅調。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落している。

 個別では、ブレインP<3655.T>、ACCESS<4813.T>、ウエルシアH<3141.T>、マーキュリア<7347.T>、インフォMT<2492.T>などが上昇。半面、イトーキ<7972.T>、大阪ソーダ<4046.T>、デクセリアル<4980.T>、日東紡<3110.T>、コカコーラ<2579.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時7分時点で、1ドル=150円台の前半(前週22日は150円12-114銭)、1ユーロ=162円台の半ば(同162円92-96銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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