<米国株情報>マイクロソフト、AIベンチャーの仏ミストラルAIと提携

株式

2024/2/27 10:21

 マイクロソフト<MSFT>はフランスのAI(人工知能)開発ベンチャーであるミストラルAIと提携する。ミストラルAIが26日に明らかにした。

 提携により、欧州におけるマイクロソフトのクラウド・コンピューティングサービス「マイクロソフト・アジュール」の顧客企業はミストラルAIの大規模言語(AI言語)モデル「ミストラル・ラージ」を利用できるようになる。提携は複数年契約で、マイクロソフトはミストラルAIの少数株式を取得する予定。

 マイクロソフトは「チャットGPT」の開発元であるオープンAIに投資しているが、提携先を拡大することでアジュール事業の拡大を狙っているとみられる。

 ミストラルAIのAIモデルはオープンソースで、オープンAIのチャットポットなどのAIサービスに使われるのと同じようなアルゴリズムモデルを開発している。なかでも最新のミストラル・ラージは独特な推論能力を持ち、5カ国語(英・仏・独・伊・スペイン語)に対応している。

 ミストラルAIはフェイスブックの親会社メタ・プラットフォームズ<META>のAIチームに所属していたティモシー・ラクロワとギョーム・ランプルの両氏と、アルファベット<GOOGL>傘下のインターネット検索大手グーグルのAI研究所ディープマインドの研究者だったアーサー・メンシュ氏によって、23年初めに設立された。23年12月にはセールスフォース・ドットコム<CRM>やエヌビディア<NVDA>などから4億1500万ドルの資金を調達している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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