日経平均は31円安と4日ぶり反落、取引終了近くに下げ幅を拡大する場面も=28日後場

 28日後場の日経平均株価は、前日比31円49銭安の3万9208円03銭と4日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)も同3.51ポイント安の2674.95ポイントと4日ぶりに反落した。前日の上値の重い商状が継続し、売り先行でスタート。一時上げ転換したものの、日経平均は午前10時13分に、同164円05銭安の3万9075円47銭を付けるなど、利益確定売りが優勢だった。後場に入り、きのう27日と同様に下げ渋る動きをみせたが、取引終了近くに下げ幅を広げる場面もあった。東証プライム市場の出来高は18億5237万株、売買代金は4兆7762億円。騰落銘柄数は値上がりが906銘柄と、値下がりの698銘柄よりも多い。変わらずは47銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち13業種が下落し、20業種が上昇した。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、伊藤忠<8001.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も安い。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も軟調。アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、7&iHD<3382.T>、ファストリテ<9983.T>などの小売株も弱かった。一方、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も高かった。

 個別では、バロック<3548.T>、CYBOZU<4776.T>、松竹<9601.T>、アレンザHD<3546.T>、薬王堂HD<7679.T>などが下落。半面、DeNA<2432.T>、三井ES<7003.T>、タツモ<6266.T>、ケアネット<2150.T>、フジクラ<5803.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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