(再送)<米国株情報>セールスフォースは時間外で売り優勢、通期の売上高見通しが市場予想を下回る

株式

2024/2/29 10:25

 クラウドベースの顧客管理ソフトを手掛けるセールスフォース・ドットコム<CRM>は28日の時間外取引で、日中終値比1.59%安の295.00ドルと下落した。同日引け後に発表した24年1月期第4四半期(23年11月-24年1月)の決算は市場予想を上回ったが、25年1月期の見通しが市場の期待に届かなかった。

 第4四半期は、売上高が前年同期比11%増の92億8700万ドルとなり、最終損益は14億4600万ドルの黒字(前年同期は9800万ドルの赤字)に転換。一時的項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)も同36%増の2.29ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。生成型AI搭載の顧客管理ソフト「AIクラウド」が好調だったうえ、コスト削減が進んだ。

 同時に、初配当の実施と自社株買いを発表。初配当は3月14日時点の株主に対し、四半期配当として1株0.4ドルを支払う。自社株買いは100億ドル規模としている。

 一方、25年1月期については、売上高を377億-380億ドルと予想。市場予想の385億ドル超を下回った。調整後EPSは9.68-9.76ドルと予想し、市場予想の9.5ドル前後を上回っている。第1四半期(2-4月)は、売上高を91億2000万-91億7000万ドル、調整後EPSを2.37-2.39ドルと予想した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ