日経平均は124円程度安、下げ幅を拡大し一時3万9000円割れ=29日前場

 29日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比124円程度安い3万9083円前後で推移する。きのう28日は、上値の重い動きが続いていたことや、現地28日の米国株式市場で、米1月個人所得・個人支出の発表を控え、NYダウが3日続落し、ナスダック総合指数も反落したことから、売りが先行。午前9時13分には、同331円22銭安の3万8876円81銭と、22日以来、1週間ぶりに3万9000円を割り込んだ。その後は下げ幅を縮小する動きにあるようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所清算値比125円安の3万9045円だった。

 業種別では、33業種のうち22業種が下落、11業種が上昇している。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が下落。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、武田薬<4502.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株も安い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株も軟調。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、島津製<7701.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が高い。

 個別では、IMAGIC<6879.T>、ユーザーL<3984.T>、ネットプロテ<7383.T>、レノバ<9519.T>、イビデン<4062.T>などが下落。半面、あおぞら銀行<8304.T>、大黒天<2791.T>、四国化HD<4099.T>、7&iHD<3382.T>、マネックスG<8698.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=150円台の半ば(28日は150円74-75銭)、1ユーロ=163円台の前半(同163円15-19銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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