日経平均は84円程度安、買い一巡後は弱含みで推移=13日前場

 13日午前10時13分すぎの日経平均株価は、前日比84円程安い3万8713円前後で推移する。現地12日の米国株式市場で、足元で調整を強いられていた半導体関連株が反発し、NYダウ・ナスダック総合指数がともに上昇したことを追い風に、朝方は買いが先行した。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りや、外国為替市場で円がドルやユーロに対して朝方の水準よりも円高方向に振れていることもあり、売りが優勢となり下げ転換。午前10時9分には、同125円24銭安の3万8672円27銭を付けるなど、弱含みで推移する。

 業種別では、33業種のうち22業種が下落、11業種が上昇する。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が下落。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も安い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、伊藤忠<8001.T>、三井物産<8031.T>などの卸売株も軟調。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も弱い。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が高い。

 個別では、三井ハイ<6966.T>、三井ES<7003.T>、セルソース<4880.T>、サンアスタ<4053.T>、Vコマース<2491.T>などが下落。半面、さくら<3778.T>、Gunosy<6047.T>、FFJ<7092.T>、川田TECH<3443.T>、扶桑化学<4368.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時13分時点で、1ドル=147円台の前半(12日は147円33-35銭)、1ユーロ=160円台の後半(同161円07-11銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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