日経平均は161円安と3日続落、買い先行も戻り待ちの売りに押される=13日前場

 13日前場の日経平均株価は、前日比161円39銭安の3万8636円12銭と3日続落。TOPIX(東証株価指数)も同10.25ポイント安の2646.99ポイントと3日続落した。朝方は12日の米国株高を受け買いが先行したものの、一巡後は戻り待ちの売りが強まった。外国為替市場で円がドルやユーロに対して朝方の水準よりも円高方向に振れたこともあり、指数は下げ転換した。日経平均株価は午前10時37分に、同223円61銭安の3万8573円90銭を付けた。その後、下げ幅を縮小する場面もみられたが買い気は弱い。東証プライム市場の出来高は8億2187万株、売買代金は2兆2141億円。騰落銘柄数は値上がり433銘柄に対し、値下がりは1173銘柄と全体の70%を占めた。変わらずは50銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち25業種が下落、8業種が上昇した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が下落。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も安い。アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、ガンホー<3765.T>、コナミG<9766.T>などの情報通信株も軟調。バンナム<7832.T>、TOPPAN<7911.T>などのその他製品株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も弱い。一方、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が高い。

 個別では、三井ハイ<6966.T>、セルソース<4880.T>、曙ブレーキ<7238.T>、三井ES<7003.T>、サンアスタ<4053.T>などが下落。半面、さくら<3778.T>、Gunosy<6047.T>、FFJ<7092.T>、川田TECH<3443.T>、カゴメ<2811.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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