<相場の読み筋>3月14日

2024/3/14 7:45

 13日の米国株式は、NYダウが前日比37.83ドル高の3万9043.32ドルと3日続伸、ナスダック総合指数は同87.870ポイント安の1万6177.766ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億1785万株、ナスダック市場が46億8257万株だった。引き続き、米経済の軟着陸期待が支えとなりNYダウは一時、200ドル近い上昇をみせる場面があった。ただ、14日には2月PPI(生産者物価指数)や2月小売売上高の発表を控えることもあり、様子見姿勢が強まった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやインテル、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが下落した。

 14日の東京株式は、弱含みの展開か。きのう13日の日経平均株価は朝高後、下げ転換するなど、上値の重い動きだった。25日移動平均線(13日時点で3万8608円)が意識されるなか、手がかり材料に乏しいことから、手じまい売りが優勢となる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(13日は147円66-69銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の半ば(同161円35-39銭)と、やや円安方向にある。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、日本製鉄<5401.T>、TDK<6762.T>などが、13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比25円高の3万8375円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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