<米国株情報>コールズ、第4四半期はEPSが市場予想上回る―ベビーザらスとの提携も発表

株式

2024/3/14 10:21

 中小規模百貨店チェーンのコールズ<KSS>は12日に23年12-24年2月期第4四半期(23年12月-24年2月)の決算を発表。その他収入を除いた実質売上高は前年同期比1.1%減の57億1000万ドルとなり、市場予想の58億ドル前後を下回ったが、最終損益は1億8600万ドルの黒字(前年同期は2億7300万ドルの赤字)、希薄化後の1株当たり損益(EPS)も1.67ドルの黒字(同2.49ドルの赤字)に転換し、EPSは市場予想の1ドル台前半の黒字を上回った。粗利益率も32.4%と、コスト削減などにより、前年同期の23%から大幅に改善した。

 売上高は既存店の苦戦が響いたが、市場が注目していた商品在庫は前年同期比10%減の28億8000万ドルとなり、過剰在庫の調整が進んだ。粗利益率は32.4%(前年同期は23%)に改善し、営業損益も2億9900万ドルの黒字(前年同期は3億200万ドルの赤字)に転換している。

 25年2月期の通期業績については、売上高を前年比1%減-1%増、既存店売上高を同横ばい-2%増と予想。利益については、調整後EPSを2.1-2.7ドルと予想した。

 また、コールズは、ベビーザらスの知的財産を買収したブランド管理会社で、現在の「トイザらス」や「ベビーザらス」を保有するWHPグローバルと事業提携契約を結び、コールズの約200店舗でベビーザらスのベビー用品・家具を販売していくことも発表した。ベビーザらスの最初の店舗は8月にオープン、秋にはさらに店舗が拡大する予定。トム・キングズベリーCEO(最高経営責任者)は、ベビー用品のカテゴリーを強化することで、「24年の既存店ベースの売上を拡大する」と述べている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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