日経平均は265円程度安、売り一巡後は安値圏で推移=14日前場

 14日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比265円程安い3万8430円前後で推移する。きのう13日に上値の重い展開だった流れが継続し、売りが先行。午前9時29分には、同295円80銭安の3万8400円17銭を付けた。手がかり材料に乏しいなか、売り一巡後は、安値圏でのもみ合いが続いている。現地13日の米国株式市場では、様子見姿勢が強まるなか、NYダウが3日続伸した一方、ナスダック総合指数は反落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比25円高の3万8375円だった。

 業種別では、33業種のうち12業種が下落、21業種が上昇する。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が下落。キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。北越コーポ<3865.T>、レンゴー<3941.T>などのパルプ紙株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も弱い。一方、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が高い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も堅調。

 個別では、M&A総研<9552.T>、さくら<3778.T>、三井ハイ<6966.T>、ポールHD<3657.T>、東精密<7729.T>などが下落。半面、雪印メグ<2270.T>、ネオジャパン<3921.T>、ラクスル<4384.T>、ローランドD<6789.T>(監理)、三菱マテリアル<5711.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=147円台の半ば(13日は147円66-69銭)、1ユーロ=161円台の半ば(同161円35-39銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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