日経平均は192円程度高、取引時間中の高値更新後も堅調推移=22日前場

 22日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比192円程度高い4万1008円前後で推移する。午前9時4分には、同272円09銭高の4万1087円75銭を付け、連日で取引時間中の史上最高値を塗り替えた。きのう21日の強い動きや、現地21日の米国株式市場でも、NYダウとナスダック総合指数が連日で史上最高値を更新したことも追い風に、買いが先行。その後も堅調な値動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比220円高の4万800円だった。

 業種別では、33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落している。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も高い。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株もしっかり。一方、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下げている。

 個別では、北越コーポ<3865.T>、ダイヤHD<6699.T>、ツムラ<4540.T>、シャープ<6753.T>、円谷FH<2767.T>などが上昇。半面、インフロHD<5076.T>、プロレドP<7034.T>、日東工器<6151.T>、大阪ソーダ<4046.T>、ファインD<3649.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=151円台の半ば(21日は151円22-24銭)、1ユーロ=164円台の半ば(同165円26-30銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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