日経平均は76円程度高、朝安後に上げ転換=26日前場

 26日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比76円程度高い4万490円前後で推移する。午前9時51分には、同115円41銭高の4万529円53銭を付けている。その後は、もみ合い商状となっている。現地25日の米国株式市場では、EU(欧州連合)の欧州委員会が、巨大IT企業を規制するデジタル市場法に違反した疑いで、アルファベット(グーグルの持ち株会社)、アップル、メタ(旧フェイスブック)の3社に対し調査を開始したことから、NYダウが続落、ナスダック総合指数が6日ぶりに反落。その動きを受け、朝方は売り先行で取引を開始していた。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比20円高の4万130円。

 業種別では、33業種のうち14業種が上昇、19業種が下落している。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、住石HD<1514.T>、INPEX<1605.T>などの鉱業株が上昇。ディスコ<6146.T>、コマツ<6301.T>などの機械株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も高い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、DeNA<2432.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も堅調。TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、三菱倉<9301.T>、三井倉HD<9302.T>などの倉庫運輸株もしっかり。一方、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が安い。

 個別では、あみやき<2753.T>、ちゅうぎんF<5832.T>、フリービット<3843.T>、K&Oエナジ<1663.T>、CIJ<4826.T>などが上昇。半面、青山商<8219.T>、東急<9005.T>、日産自<7201.T>、セグエ<3968.T>、ブロドリーフ<3673.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時7分時点で、1ドル=151円台の前半(25日は151円32-33銭)、1ユーロ=164円のトビ台(同163円63-67銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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