<米国株情報>テスラ、1-3月期のEV販売台数8.5%減―4年ぶりに前年割れ

株式

2024/4/3 10:13

 EV(電気自動車)大手テスラ<TSLA>が2日に発表した24年1-3月期の世界販売台数は、前年同期比8.5%減の38万6810台と、コロナ禍の20年4-6月期以来約4年ぶりに前年実績を割り込んだ。水準としては22年7-9月期以来の40万台割れとなる。

 また、生産台数も、前年同期比1.7%減の43万3371台と、20年4-6月期以来の前年割れとなった。

 テスラは生産台数の減少について、カリフォルニア州フリーモント工場で新型モデル3の増産を開始したばかりだったことや、ドイツ・ベルリン近郊のギガファクトリー2で1月と3月に起きた2度の操業停止、中東紛争の激化による紅海経由の海上輸送の混乱が起きたためとしている。

 市場では、販売台数の減少を中国市場での苦戦が一因とみている。経済情報専門サイトのマーケットウォッチによると、テスラの3月における中国市場での販売台数は前年同月比横ばいの約8万9000台だったが、競合他社であるBYDは同46%増の30万台超だった。テスラは1-2月の需要低迷を受け、3月中旬から中国・上海工場の操業を短縮して減産に入っており、4月末まで続く見通し。

 2日のテスラの株価は前日比4.90%安の166.63ドルと3営業日続落して取引を終えた。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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