11日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、利益確定目的のドル売りが上値圧迫か

為替

2024/4/11 8:43

ドル・円予想レンジ:1ドル=152円00銭-153円40銭

 11日の東京外国為替市場で、ドル・円は利益確定目的のドル売りが上値を圧迫しそうだ。前日の米国時間に市場予想を上回る米3月CPI(消費者物価指数)を受けて6月のFOMC(米連邦公開市場委員会)における利下げ見送り観測が高まり、ドル・円は約34年ぶりとなる153円25銭近辺まで上昇した。急速なドル高・円安を背景にいったん調整が予想されるものの、年内の米利下げ回数が想定を下回るとの見方もあり、ドル・円の下値は限られそう。ただ、政府・日銀による円買い介入も警戒され、仕掛的な動きに対しても大きく下ブレる可能性がある点は注意したい。

<主な経済指標・イベント>

国内:対外・対内証券売買契約、3月マネーストック

アジア太平洋:中国3月CPI(消費者物価指数)、中国3月PPI(生産者物価指数)、インドネシア、マレーシア、インドが休場

北米:米3月PPI、米新規失業保険申請件数

欧州:ECB(欧州中央銀行)理事会

その他:ブラジル2月小売売上高、トルコが休場

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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