日経平均は129円高と4日ぶり反発、プライム値上がり数は9割に迫る=18日前場

 18日前場は日経平均株価が、前日比129円07銭高の3万8090円87銭、TOPIX(東証株価指数)が同19.43ポイント高の2682.58ポイントといずれも4日ぶりに反発し、そろって高値で取引を終えた。現地17日の米国株安を受け、朝方は弱い動きが続いた。ただ、日経平均はきのうまでの3日間で1500円を超える下落幅となっていたこともあり、押し目を拾う動きから下げ渋った。手がかり材料には乏しいが、買い戻しを誘う格好となったようだ。東証プライム市場の出来高は7億6038万株、売買代金は2兆312億円。騰落銘柄数は値上がりが1474銘柄で全体の9割に迫り、値下がりは160銘柄。変わらずは17銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株が上昇。ゴルドウイン<8111.T>、デサント<8114.T>などの繊維株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も堅調。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、AGC<5201.T>、太平洋セメ<5233.T>などのガラス土石株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、光通信<9435.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株が下落した。

 市場では「値幅調整は一巡したとみられるが、上昇転換には日柄を要しそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 個別では、マイクロニ<6871.T>、テラスカイ<3915.T>、大阪チタ<5726.T>、イオンファン<4343.T>、多木化<4025.T>などが上昇。半面、ACCESS<4813.T>、朝日インテク<7747.T>、ヒトコムHD<4433.T>、富士フイルム<4901.T>、エスプール<2471.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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